微笑みの鍵
第43話
あとがき
43話の内容に触れているため、まだお読みになられていない方はネタバレにご注意ください。
-以下、ネタバレしています-
まなは義理の妹でした。
そんな雰囲気は全然なかったのですが、まなと航平は血が繋がっていないです。
実妹だから読んでいたという方には、大変残念な展開になってしまい申し訳ありません。
元々「微笑みの鍵」は1話で完結だった話を、描いてたら楽しくなってきたからもうちょっと描いてみようかな〜程度の軽い気持ちで続きを描き始めたので、連載開始時には設定がほとんど決まっておらず、義理の妹にするか実の妹にするかもまだ悩んでいたということもあって、義理だと断定できる表現はしていませんでした。
私としては、兄妹の血の繋がりは大して重要ではなく、いっしょに暮らした”家族”という時間が大切だと思っているので、実でも義理でもどちらでもいいという感覚だったのですが、世の中には血の繋がりを大切に考えている方もいらっしゃるみたいで。
それを知ったのが数年前のことでした。
そのときからずっと、もし実妹が好きだという方が読んでいらっしゃったらどうしよう、貴重な時間を割いて読んでくださっているのに、期待を裏切るような展開になってしまう、それがわかっているのになにもできないなんて……と、いう気持ちでいました。
ほとんどの人が実妹だろうと思って読んでいらっしゃると思うので、いっそのこと実妹に変えようかと思ったこともあったのですが、それはいろいろと無理があってできなかったです。
結局、今のまま描き続けるしかないと思い描いてきました。
実妹だからずっと読んでいたのにという方には大変申し訳なく思っております。
本当にこればかりは平謝りするしかありません。
苦情は受け付けます。
作品に関しての発言は最終回を迎えるまで控えていようと思ったのですが、これだけはすぐに謝りたかったのでコメントさせていただきました。